「お金を貯めて起業するため」「人生をやり直すため」「特に何も考えてない」等々、期間工になる理由は様々ですが、よくある理由の一つには「大企業の正社員になりたい」というものがあります。
期間工から大企業の正社員になるメリットとしては
- 生活が安定する
- 福利厚生を受けられる
- 中長期的に収入がアップする
- 世間体がとても良くなる
- 社会的な信用(住宅ローン、クレカなど)が得られる
などがあり、誰もが知る大企業の正社員になり人生逆転のチャンスが掴めるというのは、期間工をやる上での大きなメリットの一つと言えるでしょう。
では実際に正社員登用試験に合格しているのはどのような人なのか?どのようにして受かったのか?
このページではデンソーの正社員登用について、期間工をやってる自分が知っていることを可能な限り書きました。
デンソーでは期間工として入社してから半年経つと正社員登用試験を受ける資格を得ます。国内No1の部品メーカーなのでここに就職できれば、年収的にも世間体的にもかなり熱いですよね。
期間工をやりつつ、あわよくば正社員になれたらなー・・・と考えている人の参考になれば幸いです。
追記:2024年からは派遣も正社員登用試験を受けられるようになりました!
デンソーの正社員登用試験の流れ
一次選考:SPI(学科試験)
SPIとは、世間一般の就職試験でもよく採用されているマークシート式のテストです。国語(言語)と数学(推論)から構成さます。
義務教育を終えていれば回答できるような内容ですが、学校のペーパーテストとは異なり推論・割合・確率・集合など問題がちょっと独特なのでノー勉で解くのはほぼ不可能なのが大きな特徴です。
どういう感じかは問題を見た方が早いので例題を挙げます。
T君は野球を観戦しに来た。
野球の球団GとHが試合をし、6回後半が終了した時点でHが2点リードしたところまで観て、急用のため帰った。
後日、同じ試合を最後まで観ていたP、Q、Rから情報を聞いた。
P君「Gは7回以降に5得点した。」
Q君「Gは試合に勝った。」
R君「Gは7回以降に3得点以上した。」全員が本当のことを言っているとは限らない。
そこで、以下の推論がなされた。次のうち正しいものを一つ選びなさい。
A. Pが正しければQは必ず正しい。
B. Qが正しければRは必ず正しい。
C. Rが正しければPは必ず正しい。
※正解はこの記事の一番下に書きました。
見ての通り、訓練してないと正答を導き出すのはちょっと骨が折れます。
しかも問題は全部で100問(言語50問・推論50問)あるのに制限時間はたった55分しかありません。
そのため事前勉強は必須です。
SPIの問題集、参考書は本屋にいけば山のようにあるので興味のある人は一度覗いてみてください。
ちなみにSPIには下記の3種類があります。
- SPI-U・・・大学新卒向け
- SPI-G・・・中途採用向け
- SPI-H・・・高卒向け
デンソーでは高卒向けのSPI-Hが採用されているので参考書は間違えないようにしたいですね。
SPIの足切りラインはかなり低めで、聞いた話によると半分以上の人が突破するそうです。(調子のよいときは8割近くの人がSPIを合格するとか!)
しかしここでの点数はこの後の面接でもチェックされるのでギリギリでも突破さえできればOKというわけじゃありません。可能な限り満点を目指したいところです。
ちなみに、試験の前日が3組2交代や夜勤の人に限っては試験の時間変更が許可されています。
また、今はどうか分かりませんが一度SPIを通過していると再受験時にはSPIは免除されるそうなので、1回目の試験で必ず通過して以降の負担を軽くしておくことが重要です。
二次選考:一次面接
1回目の面接で聞かれることは以下の通り
- 履歴書の内容について(これまでの職歴・資格など)
- 自分の長所と短所について
- 志望動機について
- 職場の人間関係について
- 仕事内容、自分の部署について
- 提出された改善提案書について
一次面接とはいっていますが、実はここでのやり取りが合否を決める一番大事な箇所になります。
面接方式は面接官2~3人と受験者1人の対面式で、面接官は「自分の所属する工場長」と「他の工場長2人」です。
場合によっては「他の工場長」ではなく「人事長」や「よく分からんけど偉い人」が面接することもあるそうです。とにかく「自分の所属する工場長」と「偉い人二人or一人」と覚えておけばよいでしょう。
面接は「自分の所属する工場長」が主に進行役となり面接を進めていきます。
「自分の所属する工場長」は合否の判断をせず、合否の判断は「偉い人二人」のどちらか一方でも「採用したい」と思ったら合格との噂
形式上は自分の所属する工場長は判断しないということになってますが、裏では自分の所属する工場長の意思がかなり働いていると思うので、実際のところは自分の所属する工場長が合否を判断していると考えられます。
面接で聞かれることは期間社員になる際の面接で聞かれたことと重複するものが多いですが、その時と今回ではツッコミ方もまるで別物。
本当に正社員になりたい気持ちが腹の底からあって、その理由を適切に面接官に伝えられないと落選です。
準備不足の人だと回答に窮してしまって、面接が自己分析の場になってしまうようなケースもあるそうな…
しかし考えてみればそれもそのはず。
一次面接で面接官を務めるのは自分より偉い工場の人たち。ここで採用した期間工がもしかしたら将来自分の部下になるかもしれないので面接は真剣そのもの。
次の最終選考よりも突っ込んだ質問がバンバン飛んできて、噂だと最終選考よりもここでの面接の方が落ちる人の方が圧倒的に多いとか。
工場作業の話についても、自分が作っているものはコレコレこういうもので、使われている技術はコレコレこういうもので・・・みたいなディープな話まですることもあるようです。
こう書くと萎縮してしまいそうな一時面接ですが、正社員登用を目指していて、更にSPIを突破した期間工は班の中では期待の星みたいな扱いを受けるので職制の人たちもかなり背中を押してくれます。
SPIは本人が勉強を頑張るしかないので個人競技ですが、面接は同じ班の先輩社員たちや班長が積極的に練習に付き合ってくれるので団体競技的な側面が強いです。
自分が最初に入った班でも正社員を目指している期間工に対して正社員(元期間工)の先輩がメチャクチャ難しそうな機械の話を熱心に教えていました。
とにかく頑張りましょう!
三次選考:本社面接
一次面接を突破したら次はラスト、刈谷にある本社で最終面接に臨みます。(※ちなみに最終選考では最終学歴時の卒業証明書と学歴証明書の提出があります。あらかじめ用意して忘れず持参しましょう。)
本社で最終面接と書くと仰々しい感じがしますが、ここは面接というより最終確認のような意味合いが強いため噂だと一次面接より落ちる人は遥かに少ないそうです。
というのも、一次面接で面接官を務めるのが工場長であるのに対して、二次面接で面接官を務めるのは課長です。
デンソーの階級では課長<工場長なので、工場長級がGOサインを出して一次面接を合格にしているのに、格下の課長が二次面接で不合格にしたらそれはちょっと・・・という話になりかねません。
というか過去には揉めたことがあったようです。部内で欲しい人材だから一次面接を通過させたのに、本社面接で落とされたら困りますよね。本社面接をやる課長たちは下手したら受験者の日々の業務内容すら把握していません。
なのでよっぽどやらかさない無い限りは本社面接で落とされることはないでしょう。
面接内容も、これから正社員としてやっていけるかどうかの確認みたいな質問ばかりなので、余裕で通過できるでしょう。
一次面接よりも雰囲気は軽いようでリラックスして臨めるはずなので肩に力は入れず適度に頑張ります。

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ここで特に問題が無ければ晴れてデンソー期間工からデンソー正社員にレベルアップです。
ただし合格発表(11月)後にすぐ正社員になるわけではありません。正社員になるのは年明けからなので間違っても変な問題行動は起こさないようにしたいところ。
また、正社員スタート時の給料は20歳、25歳、30歳、35歳のどこに該当するかで変わります。若い人だと正社員になったのに最初のうちは期間工時代より月収が下がるなんてケースもザラにあるので留意しておきたいところ。
この辺はいかにもJTCって感じですね。
デンソー期間工から正社員登用されるために超大事なこと
自分が色々な人に聞いた限りでは以下の要素が大事とのこと
社交性・コミュニケーション能力
社交性・コミュニケーション能力の高さは社員になる上では欠かせません。
工場だからロボットみたいな無口で無機質な人が好まれるかと思いきや実態は違います。正社員になると現場の期間工をまとめあげる職制になったりオペレーター業務・事務作業等がメインになります。
そうなると折衝能力・円滑なコミュニケーション能力・部下が相談しやすい人柄などが求められるようになるので、無口でとっつきにくいような人はそれだけで敬遠されてしまいます。
期間工であれば任せられた仕事をミスなく時間内にこなすだけで100点ですが、正社員だとそれにプラスしてこれら人間力のようなものが求められます。
上司の指示に従う素直さ
ロボットみたいな人はNGと書いたばかりですが、ここでは逆にロボットみたいな従順な姿勢が求められます。
デンソーは製造業なので決められたルールに則って決められた手順で決められた製品を作るのが何よりも重要視されます。あと安全。
そのため機械が常に一定の動きをするのと同じく、人も常に一定の動きが求められます。これを守らなければトラブルになりますよね。
たとえば普段から班長に食ってかかったり、良かれと思ってこっそり作業手順を我流のものに変えたりしてるような人はそこを直さないと社員への道は厳しいでしょうね。(改善提案書という形で意見を出すなら大アリ)
デンソーは今の時代には珍しい割と昭和的というか古い体質の会社なので、正社員を目指すなら上意下達を尊重して素直な姿勢を見せたいところ。
行動でもってやる気をアピールする
工場なんて毎日同じことの繰り返しなんだからやる気もクソも無いだろうと思われるかもしれませんが、実はあります。
- 報・連・相がしっかりしている
- 朝は早く出社する
- 残業が必要とあれば真っ先に手を挙げる
- 改善提案書をぶっちぎりで沢山書く
- QCを頑張りまくる
こんな感じで工場勤務でもやる気は行動に現れます。あと運動会にも積極参加というのもあるそうです笑
正社員登用は学校の受験のように全員フェアな状態でよーいドンではありません。班長の推薦だったり、工場長からの印象によって正社員希望者のプッシュされ具合もだいぶ変わるそうです。
採用担当の立場から見ても何の情報もない無味無臭な期間工と、現場の人間が絶賛する期間工だったらそりゃ後者の方が印象が良いですよね。
会社のことを第一に考えて毎日仕事に邁進していればこの人は正社員になっても大丈夫だな、という好印象を抱かれるのは自然な流れです。
会社にフルコミットしてくれそう、という印象は正社員登用を受ける際にこの上ない好材料となります。
コネがある人
これは番外編に当たりますが、実は少なくないのがこのパターン。
部長、工場長などお偉いさんの家族・親戚はそうでない人よりも受かりやすいという都市伝説があります。
親族ではなくてもお偉いさんと関係があり、お偉いさんの推薦がある場合は圧倒的に受かりやすい模様。平社員でも親がデンソーで働いてる場合などは優遇してくれます。
このパターンの場合は班長が受からせるためにアドバイスや推薦を積極的にしてくれるので、受験者本人のやる気や能力がなくても合格の最低水準には持っていってくれます。
自動車業界は古い体質がまだまだ根強く残っており、完全実力主義とは言い難い面があります。お偉いさんの関係者だから、身内の親族だから、というだけで受かる事例はたくさんあるようです。
デンソー正社員になるためにやるべきこと
上記4つを踏まえた上で、正社員登用試験が始まる前から始められる対策をいくつかご紹介します。(SPIの勉強を頑張る、というのは当たり前すぎるので省略します)
1.普段から工場長に認知されるように働きかける
デンソーの場合、正社員にするかどうかを決めるのは工場長のさじ加減によるところが大きいです。
採用の権限を持っているのは事実上、工場長なので工場長に認知され認めてもらえるようにすることがとても大事です。「コネ」を自分から作りにいくといった感じでしょうか。
工場長に気に入られるようにするといっても、基本的に期間工が工場長と接点を持つ機会はほとんどありません、ではどのようにして認知して貰うかというとズバリ職場の推薦です。
デンソーの階級は次のようになっています。
例えばA君が登用試験を受験すると、工場長は課長にA君の評価を聞きます。
そして課長はA君の評価を確かめるために係長、班長にA君の仕事ぶりを聞きます。係長や班長は自身のA君に対する評価やチームリーダー、平社員間の評価を課長に伝えます。
そして課長は工場長にA君の評価を伝え、工場長は職場でのA君の働きを知ります。勿論工場長が班長や係長に直接聞くこともあるでしょう。このように下の階級に降りていってA君の評価を確かめるのです。
なので工場長に認めて貰うには、班長や係長から評価されていて推薦するに足る人物だと思われていることが大事です。
仕事はもちろん、行事にも参加して積極性をアピールしたり、コミュニケーションを取って人間関係を円滑に築くことができる人間だと評価して貰えることが大事です。
工場長に認知されるためには積極的に行事に参加して顔を覚えてもらうことも大事です。運動会や飲み会などの会社の行事には積極的に参加しましょう。係長や班長からの評価も上がります。参加できるイベントは参加して顔を売っていくことは非常に大事ですね。
2.改善提案や資格取得で客観的な評価を得る
職場の評価や顔を売って気に入られるかどうかは相手の主観による部分が大きく、結局他人の評価なんてアテにならないので合格を掴む上で戦略としては再現性が弱いですよね。
なのでここからはより具体的で再現性のある方法を述べていこうと思います。
「改善提案」を提出する 改善提案には社員の協力が不可欠
「改善提案」というのは「自分が業務を改善して生産性や安全性を上げたこと」を紙に書いて提出するものです。
改善提案はポイント制で優秀さに応じて点数がつけられます。この改善提案はポイントで目に見えるのでポイントの合計量が多いほど積極的に改善提案を提出していることが伺えます。
この改善提案を書く上で最も大事なことは社員の協力を得ることです。
改善を行う場合、期間工では職権や技能上、加工等の部分でどうしてもできないところが発生してしまうので社員に手伝ってもらわなくてはなりません。
また改善提案はなるべく沢山提出した方が良いと言われているのですが、期間工の目線で大量の改善できるポイントを探し出すことは物理的に不可能なので職場仲間から改善提案のアイディアを貰う必要が出てきます。
改善提案を書くにせよ職場から評価されるにせよ、コミュニケーションを上手く取れるかどうかは試験を突破する上で必須スキルになりますね。
資格を取る 過去の努力を未来につなげることをアピールする
資格は基本的に勉強して努力しないと取れません。資格を取得したということは努力の証明になるのでなるべく上位の資格を取得して自分は他の受験者より努力してきたことを示し、ライバルと差別化しておきたいところです。
例えば、正社員試験を受ける上でお勧めされる代表的な資格としてQC検定があります。QC検定は別名、品質管理検定とも言い、工場での問題解決を行う上での知識を問うものです。
正社員登用試験の受験で推奨されるのはQC検定の3級です。
4級は勉強しなくても勘と常識だけで合格でき、3級は参考書を1冊軽く勉強するだけで取得できます。2級以降は付け焼き刃では対処できないのでそれなりに本腰を入れて勉強しなくてはなりません。2級を取得していると登用試験時に大きく評価されライバルを引き離すことができるので可能であれば2級は取っておきたいところですね。
資格をアピールする時に大事なことは、取った資格を正社員になってどう活かしていくかを説明することです。
ただ単に「頑張って危険物乙4類を取りました」ではなく、「私の職場ではガソリンを扱うので、正社員になってすぐに活躍できるように4類を取得しておきました」と説明したほうが正社員になった後のビジョンを見据えて努力してきたと捉えられるので評価されるでしょう。
ワード・エクセルの資格で攻めるという手もアリかも?
デンソーは、というか工場の正社員はまともにワード・エクセルが使える人は少数派です。班長以上になると事務作業も入ってくるのでパソコンの知識が必須になってきますが、簡単な事務作業でも膨大な時間をかけて処理したりしています。
しかし教育カリキュラムにないのか、嫌いなのかは不明ですが正社員のパソコンのスキルは低いままです。
「パソコンを使える人が必要」なのに「パソコンを使える人は依然として少ない」という「需要」と「供給」の穴が存在するので他のライバルとの差別化のためにこの穴を突く手もアリでしょう。
中途採用は即戦力として期待されるのでこのパソコンスキルという穴を埋めて、事務作業もできる現場作業員であることをアピールできれば、会社に取って必要な人材として重宝されるのではないかと思います。
正社員登用試験のタイムスケジュール
これまでデンソーの正社員登用は年2回あったのですが、2021年からは年1回だけに縮小されてしまいました。
そのため昔は期間工任期中に3回や4回受けることができた登用試験も今では原則2回までとなりました。これは本気で正社員を目指す人にとってはかなりの変化です。
選考スケジュール
2025年度の例でいうと、以下のような感じです。
- 3月・・・・・事前説明会
- 4月・・・・・応募期間
- 5月 6月・・・学科試験、適性検査、働きぶり評価
- 8月 9月・・・面接
- 11月頃・・・・合格発表
- 1月・・・・・正社員登用
※ 応募期間は4月8日~5月11日
応募資格:以下の二点を満たす者
- 2022年12月31日~2024年12月31日に入社した期間従業員、製造派遣社員
- 2025年12月31日時点で在籍している
正社員登用が年1回になってからは採用プロセスが4ヶ月→7か月とかなり長期化し、軽い気持ちで記念受験する人も減ったという話です。
余談ですが正社員登用の応募・書類提出から一次のSPI試験までは1か月しかありません。
そのため応募の時期になってから履歴書の中身を考えたりSPIの勉強を始めたのではまず間に合いません。あらかじめ勉強計画を立てて先手で準備に取り掛かる必要があります。
デンソーの正社員登用の合格人数、合格率は?
合格者数について
実はデンソーでは正社員登用した人数を毎年公開しています
- 2006年:189人
- 2007年:452人
- 2008年:443人
- 2009年:229人
- 2010年:49人
- 2011年:67人
- 2012年:83人
- 2013年:78人
- 2014年:85人
- 2015年:108人
- 2016年:169人
- 2017年:295人
- 2018年:426人
- 2019年:358人
- 2020年:116人
採用数は年によって大幅に上下します
2010年からしばらくは暗黒期でしたが、そこからは盛り返して近年は2019年あたりが物凄い当たり年でした。
5年スパンで見るとデンソー1300人ほど取っているいるので、トヨタ(1000人)や日産(950人)などと比べれば正社員登用は割と積極的だといえます。
合格人数はあらかじめ決まっていますが、実際はそれ以上に合格者を出している年もあるので相対評価ではあるものの、それが厳格に守られているわけでもありません。
合格率について
次に気になる合格率ですが、残念ながらそちらのデータはありません。
ただし、デンソー全体で期間工の人数は常時5000~6000人くらいで推移しているので、正社員登用に応募する人数も毎年似たようなものでしょう。
それを踏まえて考えると、合格率は採用人数が多い年は高く、採用人数が少ない年は低くなるものと思われます。
たとえば2019年に応募者1000人だったら合格率は35.8%と激高ですが、2020年に応募者1000人だったらなら合格率は8.6%まで激減します。
そのため正社員登用に合格するかどうかはタイミング、時の運も必要になってきそうです。
とはいえデンソーでは期間工の2年11カ月のうち正社員登用を受けるチャンスは未だに2回もあるので1回落ちたからといって諦めるのは早計です。
別メーカーだと1回目は本気度を確かめるために敢えて落とすこともあるとの噂なので、デンソーももしかしたら1回目は本気度を測ってくるだけかもしれません。根気よくいきたいところ。
約3年も在籍していれば一時的に採用数を絞る年があったとしても、それがずっと続くというのまずありません。
というか、普通の就職試験で同じ会社を2回も受けるチャンスなんてまずあり得ませんよね。そう考えるとデンソーで期間工→正社員のルートはかなり道が開かれているといえそうです。
デンソー期間工の正社員登用に関して まとめ
デンソーの正社員登用について自分の知っていることを隠さず全て書きました。
正社員になるための資格は下記の2つだけ
- 在籍期間6か月以上
- 社員登用を強く希望し、継続して技能向上に努める意志のある方(学歴・年齢不問)
デンソー期間工は資格無し・スキル無し・職歴無しの何の実力も肩書きも無い人でも1年目から年収500万が普通にありえる破格の待遇です。
そしてそんな期間工を更にパワーアップさせた正社員はより強力
一般財形貯蓄、住宅財形貯蓄、持ち株、各種保険が定年時に大幅UPして帰ってきますし、毎月子供手当だって貰えて退職金も相当なもの。日常面で言えばカフェテリアプランが年に数万円支給され、デンソー健康保険組合とトヨタグループ健保組合の保養所を低料金で利用可能です。
ちなみに株価を見るとイケイケ状態でこれは親会社のTOYOTAをも凌ぐ勢いです。
長いこと居る社員は株価の爆上がりにニヤニヤが止まらないそうです
将来必ずやって来るEV化の波に備えて対応も既に行っており先行きが見えない今の日本においては珍しい展望の明るい会社といってもいいでしょう。
さすが国内No1部品メーカーは伊達じゃありません。
正社員は全員がなれるわけじゃありませんし、時の運もあります。しかし、それでも社員登用に挑戦するだけならタダですし、やって損はありません。
いまこれといった人生の目標がなく、お金が欲しいからDENSO期間工やるかーという人は検討してみてはいかがでしょうか。
SPIの回答
選択肢Aについて考えてみると、「Gが7回以降に5得点した、かつGが負けた」パターン、すなわち「Gが5点取ってがHが8点取った」がといった状況が反例に当たります。同様にして選択肢Cも反例を見つけることができるので、残った選択肢Bが解答だと推測できます。
コメント
spiはuじゃなくてhですよ。
ありがとうございます 訂正しときました!