ここではデンソー期間工の最終選考を受けに行くにあたり、持っていくと便利な荷物についてまとめました。
前回の記事をまだ読んでない方はそちらも併せてご覧下さい。
寮生活を送るために持っていくと便利な荷物
デンソーから届く『最終選考ご案内』には持っていくべき日用品について、何と!下記の4つしか書かれていません。
- 筆記具
- 体温計
- 着替え 洗面用具 雨具などの日用品
- 携帯電話
・・・アバウトすぎる!!!
実際にこれだけしか持っていかないと確実に痛い目を見ます。というか痛い目を見ました(体験談)
そこで、ここでは快適な寮生活を送る上で赴任する時点で持っていったほうが良い荷物について書きます。
- メガネや常備薬など人それぞれな物はここでは書かないのでご了承下さい。
- 一次面接を通った後に荷物を事前に東刈谷・若草寮に郵送しておくことはできません。ご注意下さい。
現金、キャッシュカード
最初からいきなり身も蓋も無い話ですが、現ナマは超大事。
平日にお金を使う機会といえば工場内の食堂くらいしかありませんが、食堂は従業員カードで決済するので現金は必要ありません。
しかし寮生活を始めると最初の頃は必ずクレカ払い不可の予想外の出費(診療所とか郵便局とか100均とか)があるので、現金は絶対あった方が便利です。
自分は基本的にクレカ生活なので財布の中の現金は把握しておらず、赴任時点で3500円しかなくて若干焦りました
赴任先によっては周囲に銀行が存在せず、コンビニATMで渋々高い手数料を払ってお金を引き出す…なんてことにもなりかねません。
そうならないために最低限の現金はお財布に入れておきたいところです。
個人的には2万くらいあれば安心だと思います。
レジ袋、エコバックなど
これは最終選考でデンソー本社に行った際に支給される作業服、帽子、安全靴を入れて持ち帰るための袋です。
大きさの目安としては3L(縦600×横350×マチ75+75mm程度)が推奨されています。
自分は東刈谷寮・若草寮の近くのドンキで買い物をした際に貰った黄色いレジ袋を持っていきました。
薄くて今にも破れそうな感じでしたが、持ち帰りさえできればOKなのでそれで十分でした。
ただ、見た目がモロにドンキだったのでちょっと恥ずかしかったです
筆記用具
「最終選考のご案内」の紙には鉛筆、黒ボールペンとしか書かれていませんが、鉛筆を使うので必然的に消しゴムもセット持っていったほうがいいです。(なぜ消しゴムのことは書かれてないのか謎)
それと自分が配属された工場では業務で頻繁にモノを書いたりするのですが、その際に鉛筆・シャーペンはNGとされています。(理由は省略)
しかし何度も書いたり消したりを繰り返すので、普通のボールペンもNGで消せるボールペン(フリクション)を持ってくるよう言われました。
ですから、これからボールペンを用意する人は普通のボールペンに加えて消せるボールペン(フリクション)も買っておいて損はないと思います。
メモ帳
間違いなく必須アイテムなのに「最終選考のご案内」には一切書かれていません。
デンソーは部品メーカーなので肉体的に過酷な作業はありませんが、その代わり覚えることが膨大な会社として有名です。
- 色々あるエラーから機械を復旧させるためのタッチパネル操作
- 製造機器の立ち上げ、立ち下げ方法
- 製品の検査測定方法、データを処理に関するPC作業
- 謎の機械の操作・清掃方法
この辺りは見てるだけでは覚えません。かといって毎回先輩にやり方を聞いたり、自分の作業手順が正しいか後ろで見てもらうわけにもいきません。
そこで役に立つのがメモ帳です。
一度聞いた内容をメモっておけば同じ事を二度聞かなくて済みますし、何よりやる気も伝わります。
自分の配属された工場で立ち上げ最初期から居た古株の人も「全部を把握しているわけじゃないから知らん事を任されたらメモが無いとムリ~」と言っていたのが印象深いです。
任される工程によっては一切メモなんて必要ない場合もありますが、どうせ100円くらいなので持っておいて損はありません。
サンダル、クロックスなど履物
持ち物の引っかけポイントです。
「最終選考のご案内」にはサンダルNGとあります。
しかしそれは東刈谷・若草寮に赴任してくる際にサンダルを履いて来るのがNGというだけであって、サンダルを持ってきてはいけないという意味ではありません。
むしろサンダル(もしくはクロックスなど)は持ってないと日常生活に支障をきたすレベルで不便なので必ず持参したいところ。
寮の外のコンビニにちょっと行くだけなのにわざわざ普通の靴を履くのは面倒ですからね。
特に真夏の7月8月なんかはなるべく靴は履きたくありません。
また、大浴場に行く時に寮棟から一度出て屋外を2~3分歩く寮もあるので、その際も履き物が無いと不便です。
ちなみに青雲寮や啓和寮であれば大浴場は建物内にあります。
しかし、こちらはこちらでトイレに便所サンダルが無いためサンダルは必須でした。
寮に最初に到着した時点で寮管の親父さんから「サンダルを持参してきてない人は今日の仕事終わり(17:15)から入寮説明(19:00開始)までの間に急いでワークマンに行って買ってきてね」とまで言われました。
このように履き物は寮生活を送る上で必須アイテムなので、必ず持っていきましょう
折りたたみ傘
「最終選考のご案内」にはサラっと雨具としか書いていませんが、太字でもいいんじゃないかと思ったほど重要なアイテムでした。
というのも、配属される製作所によっては通勤で寮→工場までを徒歩で向かったり、バスで敷地内に入っても工場内まで屋外を結構な時間歩くことになるからです。
もし、東刈谷・若草寮に着いた翌日から天気が急変してずっと大雨が続いても誰も助けてはくれません。
工場までバスで向かう人も寮→バス停→工場まで傘が必要な区間は確実にあります。
期間工として働き始めてみると分かりますが、何かと屋外を歩く機会は多いのでコンパクトで持ち運びがラクな折りたたみ傘は個人的に必須アイテムだと思いました。
着替え
「最終選考のご案内」は不親切で着替えとしか書かれていません。
これだと何日分必要なのか分かりませんが、とりあえず3日分あれば間違いありません。
それと就寝用のスウェット、パジャマなんかも必要です。自分のときの流れはこんな感じ↓でした。
- 火曜日:東刈谷・若草寮に赴任(私服)
- 水曜日:最終選考(私服)
- 木曜日:工場配属(私服→作業服)
- 金曜日:工場配属(作業服)
木曜日からは今後住む寮に移動しますが、この日はまだドタバタしており洗濯する余裕も無いので服は最低限2日分は持っていきたいところです。
実際、自分の製作所でも4日目金曜日の夜に寮に戻ったら他の皆も洗濯機を回しまくっていました。
週明け以降は作業着で通勤すればいいので男はパンツ・靴下・Tシャツだけ代えがあれば事足ります。女子だと上に1枚羽織って通勤している子が多いです。
お風呂セット
「最終選考のご案内」には着替えと洗面用具しか書かれてないので勘違いしがちですが、寮の風呂にシャンプー・ボディソープ等は置いていません。
あるのはプラスチックの風呂桶と風呂椅子だけです。スーパー銭湯のように銭湯側がお膳立てをしてくれてるから手ぶらでOKとはいかないんですね……
泡立てネット、バスタオル、シャンプー・トリートメント・ボディソープなど、必要なものは人それぞれだと思いますが、最低でも3日分くらいは持っていきたいところです。
あと備え付け設備にはドライヤーも無いので必要な人はお忘れなく。
お風呂セットを入れる容器としては100均の持ち手の付いたプラスチックケースが使いやすくて便利です。
西尾製作所内にあるローソンではこのプラスチックケースと洗濯ハンガーを店先販売していたレベルなので、やっぱり需要は相当あるようです。
洗濯用の洗剤、物干し紐、洗濯ばさみ
これも「最終選考のご案内」には一切書かれていませんが、寮で洗濯する場合は洗剤は各自で用意しなければなりません。
ですから最初1回目の洗濯のために小さいビニール袋とかに洗剤を入れて1回分は持っていきたいところです。
ちなみに洗濯物を干す洗濯ハンガーもありません。(運が良ければ前の入居者が放置していったものがあることもあるそうです)
しかし、かさばる洗濯ハンガーを持っていくのは物理的に無理なので物干し紐と洗濯ばさみを持っていき代用するのがよいと思います。
この2つであればで荷物スペースは取りませんからね。
自分は寮には洗濯機があるという情報を見て安心してしまい、これら3つを持っていかなかったので最初の洗濯で苦労しました笑
くれぐれも自分みたいにならないよう注意してください。
耳栓
デンソー期間工の一番のネックとして寮の住環境が悪いことが挙げられます。酷い寮だと隣人との部屋を簡易的な襖で仕切っただけの部屋もあるレベルです。
そうなると気になるのが騒音トラブルです。
同室の隣人の生活音が気になるからといって、それに文句を言うのは角が立ちます。特に就寝時のいびきなんて注意でどうこうなるものじゃありません。
そんな時役に立つのが耳栓です。
就寝時は耳栓をつけて寝るだけで周囲の雑音は激減するので本当にオススメです。寝る時に耳栓なんて付けたことないという人はぜひ今日から試してみてください。
入寮までに慣れておくと寮生活のQOLが爆上がりすること間違いなし。
自分は幸いにも啓和寮(ワンルームタイプ)を引けたので隣人の騒音トラブルは皆無でした。
しかし夏の明け方になると外のセミの鳴き声がうるさく目が覚めてしまうレベルだったので、そういう意味でも耳栓はやっぱり持って行って大正解でした。
アイマスク
デンソーの部屋に備え付けられているカーテンは安い既製品なので光をよく通し、明け方になると部屋の中が随分明るくなってきます。
そのため真っ暗でないと眠れない人はアイマスクを持っていくのが賢明だと思います。
そうでない人でもデンソーには夜勤があります。
体内時計を調整して日中にしっかり寝るためにもアイマスクを持って行って損はありません。
(夜勤から帰ってきて寝ようにも部屋が明るくて全く寝付けないのはマジでヤバいため。)
自分は寝返りを打つ際に外れてしまうのが嫌なのでニトリのセミオーダーで遮光カーテンを頼み力技でこの問題をクリアしましたが1万円もかかりました。
アイマスクで済むならそれに越したことはないので、これは絶対に持っていったほうがいいと思いました。
イヤホン
これも「最終選考のご案内」には書かれていません。しかし現代の期間工生活においてはマストアイテムだと断言できます。
理由はyoutubeなどの動画サイト
寮生活を始めてすぐ気づくのですが仕事終わりはとにかく暇です。
デンソーは残業の多いことで有名で、かつ寮は基本的に田舎にあるので仕事が終わったら遊びに行くという選択肢はまずあり得ません。
しかも入社から半年は車の持ち込みもNGなので土日も部屋に引きこもりがち。
となると必然的に寮の自室でスマフォをダラダラいじくる時間が多くなるのですが、音が出るとやっぱり隣人トラブルにもなりかねません。
この問題はイヤホン1つで秒で解消できるので、最初の赴任の時点で持っていくべきだと強く思います。
WiFi端末
イヤホンに関連して、部屋に籠ってネットサーフィンをするならWiFi端末はあったほうがいいと思います。
休日ずっと部屋でyoutubeとか見てたらギガはすぐに無くなるので速度制限かけられるのも煩わしいですからね。
端末にはモバイルルーター(持ち運び型)とホームルーター(据え置き型)の二種類があります。
個人的には回線が安定していて通信無制限のホームルーターの方が好みですが、バス通勤の寮に当たるとバス待ちの時間で結構待たされることになるのでモバイルルーターの方が良いかもしれません。
WiFi端末については急いで買う必要はないので寮に赴任してから検討しても遅くはありません。
この辺は語り出したら長くなるのでまた個別にじっくり記事を書こうと思います。
>>期間工生活には欠かせない!WiFi端末について<<(現在執筆中)
※ちなみに、期間工の寮ではよく割安でネット回線を引くサービスみたいなのをやっていますが、今は殆どが廃止され、やっていても超古い or のろのろ回線なのでアテにしない方が賢明です。
電源タップ
自分が住んでいるのは安城の啓和寮ですが、部屋のコンセント数は4つだけです。
そう!たった4つしかないんです!!!
入寮の時点で冷蔵庫とテレビで2つ埋まっているので自由に使えるのは残り2つだけ。何かと電源を使う現代社会において自由に使えるコンセントが2つだけなんて耐えられませんよね笑
最初に泊まる東刈谷・若草寮の部屋のコンセント数は自分の記憶が正しければ確か3つしかなかったはずです。
恐らく他の寮も似たようなものでしょう。
電源タップの有無は日常生活のストレス具合がまるで違うので、ぜひ持っていきたいところです。
日焼け止め
デンソー期間工では寮に住み込みの場合、最初の6か月間は車の持ち込みがNGです。
そのため移動手段は必然的にバス・徒歩・自転車のどれかになります。一部のブルジョワ期間工はタクシーを使っていますがどうなんでしょうね?
で、この中で一番便利で早く小回りも効くのが自転車なわけですが、自転車だと本当に簡単に日焼けします。
自分は社会人になってから長らく車生活だったので忘れていましたが、自転車に乗っているときの直射日光の強さときたら!
休日はなるべく寮から出ない生活をしていますが、食料品の買い出しはしないといけないので自転車で外出します。
すると往復20分~30分くらい自転車を漕ぐだけでも焼けて痛くなります。
これは個人差があるので全ての人がそういうわけではないです。日焼けしたい人、肌が強い人などは日焼け止めは必要ないでしょう。
しかし、そうでない普通の人だったら女性に限らず男性もとりあえず日焼け止めは持参したほうがいいと強く思いました。
※ ほとんどの人はスーツケース+リュックサックのスタイル!
余談ですが東刈谷寮・若草寮に赴任するにあたりほとんどの人はスーツケース+リュックサックというスタイルでした。
リュックは最初のうちは工場に通勤する際に使う人もいるので持っていくと便利かと思います。(慣れると通勤はポケットにスマフォ・鍵・従業員証だけ入れて、あとは手ぶらになります)
リュックに入れるものは飲み物、メモ帳、財布、スマフォ、弁当、人によっては着替え?くらいなのでそんなに大きなものじゃなくてもOKです。
デンソー期間工の持っていった方が良い荷物まとめ
- 筆記用具(消しゴムも)
- 体温計
- 着替え 洗面用具 雨具などの日用品
- 携帯電話
- 現金
- レジ袋
- メモ帳
- サンダル(クロックス)
- 折りたたみ傘
- お風呂セット
- 洗剤、物干し紐、洗濯ばさみ
- 耳栓
- アイマスク
- イヤホン
- WiFi端末
- 電源タップ
- 日焼け止め
上4つが「最終選考のご案内」に書かれているものでそれ以外は持っていくと便利だと思われるアイテムです。
こうして振り返ると結構ありますね。
デンソーから届く用紙には本当に必要最低限の物しか書かれていません。たぶん何年も改定していないじゃないでしょうか?
これをバカ正直に信じて書いてある物しか持っていかないと、寮生活が安定するまでかなり不便で苦労すると思います。
今回紹介したものは人によっては不要な物もあるかもしれませんが、どれも小物でかさばらないので持って行って損することはないはずです。
しかし、持っていかなかったらすごく困る可能性もあります。
そうならないため、これからデンソー期間工になる人は今回挙げた持ち物リストをぜひ参考にしてみて下さい。
コメント
入寮先が決まってから引っ越し手配をするので、身の回りが整うまで結構日数かかりますね。
それとも荷物は全部持って行き、あとは現地調達でしょうか?
自分はデスクトップPCや楽器類、調理器具も持ち込みたいのですがあまりそうゆう事する人いないでしょうか。
確かにスーツケース+リュックだけで愛知に来て残りは現地調達って人が多いと思いますが、自分の知ってるパターンだと、、、
1、持ち込みたい荷物をあらかじめ実家で段ボールに詰めておいて寮が決まったら送ってもらう
2、入寮した週末に両親が車で荷物を持ってきてくれる
っていうのも見ました
ありがとうございます。とても参考になりました。