期間工の中でも他メーカーと比べて落ちやすい(受かりにくい)といわれているデンソー。
このページでは現役デンソー期間工である自分が、デンソーに落ちる人の特徴についてまとめました。
面接で落とされる人、健康診断で落とされる人の具体的特徴など。デンソーの期間工に応募しよっかなーと思っている人の参考になれば幸いです。
デンソー期間工の面接で落とされる人の特徴
面接で落とされる人のパターンとして考えられるのは以下の3通りです
身だしなみがヤバすぎて落ちる
期間工といえば世間から未だに工場で汗まみれになって働く人、いわゆる底辺職みたいなイメージを持たれがちです。
そのため面接もラフな恰好で臨んでもイケちゃいそうな気がしますが、現実はそんなことありません。
特にデンソーは部品メーカーなので、清潔さを求められる会社です(これは後で教えてもらった)
自分が面接を受けた時も8人全員がパリッとしたスーツに身を包んでおり、貧乏っぽい雰囲気はまるで無し。普通の会社の普通の就職面接かと見間違うような面子でした。
もし、そんな状況で自分だけ髪ボサボサ&汚れたジャージ姿なんかで行ってしまったら面接の開始前から大きなハンデを背負うことになります。
西成の日雇い労働みたいな雰囲気を想像して行ったら普通の就職面接で大恥をかいた…みたいなことになりかねません。
これは当日ちゃんとヒゲを剃ってスーツを着て行くだけで回避できるのでしっかり押さえたい所ですね。
面接の受け答えがヤバすぎて落ちる
デンソー期間工では面接でこれを言ったら一発NGという項目がいくつかあります。
借金はありますか?
あります
→ 規定により一発アウト
入れ墨はありますか?
あります
→ 規定により一発アウト
体を使う仕事ですが大丈夫ですか?
実は腰を一度やっちゃってて
→アウト判定を食らう可能性が高いです(後で知った)
工場で働く以上、どんな工程でも多かれ少なかれ腰に負担はいきます。
嘘をつくのはダメですが、腰に爆弾がある人は面接で必要以上にそれを打ち明けるのは止めるべきでしょう。
どこに配属されるかは分かりませんが大丈夫ですか?
○○○製作所でないと嫌なんですけど…
→不採用の可能性大。
これは配属してすぐ辞められたら採用計画や面接官の査定に響くので、先んじて落とす意味合いが強いそうです。
ワガママそうだから悪印象→不採用というのも勿論あります。
デンソーの期間工の面接で聞かれることは長年ほとんど変わっておらず対策が可能です。しかしここで挙げたように一発NGはいくつもあるので、この辺は十分注意して面接本番に臨みたいところです。
工場勤務ならコミュ力は全然必要ないやろ!と思われるかもしれませんが、工場でも最低限、人との会話などはあります。
ですから超コミュ障で面接では一問一答でしか答えられない・・・という人は要注意かもしれません。
デンソーは健康診断で落とされることもある
期間工に応募した人が落とされる理由で一番多いのがコレ。
デンソーは部品メーカーなので肉体的な負荷は小さく、女性やおじさんが沢山いる職場です。(なんならおじさんを通り越して初老の方ですら居るレベル)
しかしそうはいっても健康問題は大敵。
特に、血圧、高尿酸、心房細動、バネ指の4つは厳しく見られている(らしい)ので心当たりのある人は要注意です。
健康診断前日の東刈谷寮、若草寮では飲酒はせず早めに寝て、当日しっかり朝ごはんを食べて臨みましょう。
さて、デンソー本社で健康診断を受ると、その後に呼び出しを食らって会議室から出ていく人がチラホラいます。
自分が最終選考を受けた時は会議室に35~40人くらい居て、最後尾列の自分は全体がよく見えたのですが、説明中にも関わらず5人くらいが別室送りになっていました。
ここで呼ばれた人は健康診断の数値に何かしら異常があったということで産業医の個別再診断を受けます。
この再診断でも悪い結果が出てしまった人はその場で事実上の不合格をくらう可能性があります。
自分が聞いた合格・不合格の見分け方は以下の通り
○○○の紹介状を書くので地元の病院で一度精密検査を受けて下さい
→ アウト
○○○の数値が良くないから配属先の最寄りの病院で診てもらってね
→ セーフ
リピーターは過去に一度働いているので甘めに見てもらえるケースが多いようですが、初めての人はそういう忖度は無いようです。
ここはただただ呼ばれないことを祈りましょう。
あと、噂によると今にも爆発しそうな健康問題を抱えている人も落とされる可能性があるとのことです。
その理由は採用後、働きだして勤務中にその爆弾が爆発したらデンソーの労災扱いになってしまうため、それを避けるためだとか。
面接・健康診断以外のケースで落ちるパターン
次に、面接や健康問題以外の理由以外で落とされるパターンについて紹介します。
生産状況の都合で落とされるパターン
デンソーは部品メーカー(下請け)なので、トヨタをはじめとした親会社の動向で増産・減産が決まります。
そのため、お上の都合で増産に次ぐ増産がかかれば人手が必要になり期間工の採用も活発になります。
しかし、減産や近年の新型コロナの流行でそもそもラインが止まるとなれば採用自体を完全に止めてしまうこともあります。
2022年の3月には何とサイバー攻撃(!)なんかもあって、その当時も製作所によっては製造が縮小したりしたそうです。
そのような不足の事態が起きればたとえ優秀な人でも容赦なく不採用となるので、この辺は本当に時の運としか言いようがありません。
ちなみに期間工の毎月の採用人数は公開されていませんが、期間工から正社員登用された人数は毎年公開されています。
2017年:295人
2018年:426人
2019年:358人
2020年:116人
2021年:120人
かなりバラつきがありますね。
このように正社員登用でさえ、多い年もあれば少ない年もあるくらいです。
期間工は正社員なんかよりも遥かに調整が効きやすいので募集定員がこれより激しく上下してても何の不思議もありません。
落ちた人はたまたまタイミングが悪くて採用に至らなかっただけ、というケースもありえるので数か月置いてまた応募するのは十分アリでしょう。
本人評価が著しく悪くて落とされるパターン
これはほとんどの人には関係ありませんが一応。
デンソーで期間工として働くとA評価、B評価、C評価、D評価、E評価のようなランク付けが行われます。
- A評価:正社員を目指すような人 この人は良い!!!
- B評価:ほとんどの人はココ
- C評価:この人はちょっとなぁ
- D評価:もう来ないで・・・レベル
- E評価:ブラックリスト入り
リピーターとして応募すると、面接の際にこのランク評価を参考にされるので、D以下の人はそれを理由に落とされるそうです。
そういう意味で、いくら人手が足りず売手市場の時代とはいえ、デンソー期間工をしている間は将来リピーターになる可能性も考慮して真面目に働くべきですね。
ちなみにランク評価が高いリピーターだと最初の面接自体をパスできたりします。
デンソー 期間工の面接・健康診断で落ちる、落とされる人について
以上、デンソー期間工の面接・健康診断で落とされるケースについてまとめてみました。
世間にはデンソーの期間工は中々受からない、合格率も50%~60%と低いだなんて噂がありますが、当たり前のことを当たり前にやっていれば大抵は受かるという印象です。
もし何も心当たりが無いのに落ちたのなら、それはたまたま特殊な事情があって期間工の募集を絞っていた時期なだけかもしれません。
時間を置いて再び応募するのは全然OKですので、1か月後とかにもう一度応募してみるのもアリかもしれませんね。
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