【宅建】権利関係5 債務不履行・解除・損害賠償

権利関係 セクション5 債務ふ履行と契約の解除、損害賠償の請求について

ここでは3つある債務ふ履行と、それに陥ったときに取れる2つの対応策、損害賠償の請求と契約の解除について説明する。

債務ふ履行には、履行遅滞履行不能不完全ふ履行の三つがある。ただし、不完全ふ履行はほとんど出ないので飛ばす。

※ 1、履行遅滞について

履行遅滞になった場合、取り引き相手は相当の期間を定めて催告し、期間内に履行がされなければ契約を解除できる。ただし、以下の3つの場合は催告無しで直ちに契約の全てを解除できる

  • 1 債務がそもそも履行不能であるとき
  • 2 債務者が履行を拒絶する意志を示したとき
  • 3 特定の日までに履行されないと意味がない契約のとき

契約の解除をする場合、債務者のきせきじゆうは必要ない。

ただし、催告から一定期間が経過したときでも、債務ふ履行が軽微なときは解除できない。

ちなみに、損害があれば損害賠償もできるが、こちらわきせき事由が必要

※ 2、履行不能について

履行不能になった場合、債務の履行がもう不可能なので、取り引き相手は催告なしで解除できる。この場合、債務者のきせきじゆうは必要ない。

ちなみに、損害があれば損害賠償もできるが、こちらわきせき事由が必要

※ 契約の解除の補足について

契約の解除のポイントは以下の4つ

  • 1 契約の解除では履行遅滞でも履行不能でも、債務者のきせき事由は必要ない。
  • 2 一旦契約解除の意志を示したら撤回できない
  • 3 当事者が複数いる場合は原則として全員を相手に解除するか全員で解除しなければならない
  • 4 契約が解除された場合、各当事者は現状回復の義務を負う。だから、金銭の場合は利息を付けて返す必要があるし、建物を受け取ったあとに家賃収入などを得ていたらそれも返す必要がある。

※ 損害賠償の請求の補足について

損害賠償は原則的に金銭で行う。ポイントわ以下の3つ

  • 1 履行遅滞にせよ、履行不能にせよ、損害賠償を請求する時は債務者のきせき事由が必要
  • 2 通常生ずべき損害の賠償を請求できる
  • 3 特別の事情によって生じた損害でも、債務者がその事情をよけんすべきであったときは、特別損害として賠償を請求できる

ちなみに損害賠償については債権者にも過失があった場合は減額されたりもする。これを過失相殺という。

※ 損害賠償がくの予定について

損害賠償がくは当事者かんであらかじめ決めておくことができる。ポイントは以下の3つ

  • 1 損害賠償がくの予定がされると実際の損害賠償がくがいくらであれ、予定した金額が損害賠償がくとなる。
  • 2 損害が発生した後に損害賠償がくを予定することはできない
  • 3 いわゆる違約金は、債務ふ履行による損害賠償がくの予定として扱われる。

※※ 金銭債務の特約について

金銭債務のふ履行には以下の3つの特約がある

  • 1 金銭債務における債務ふ履行に履行不能はなく、常に履行遅滞となる
  • 2 金銭債務は自然災害で支払いが遅れるような、債務者にきせき事由がないケースでも、債務ふ履行が成立する
  • 3 損害賠償として請求できる金額は法定利率の3%に限られる。ただし、それよりも高く合意した場合はその利率が適用される。

 

以上、権利関係 セクション5 債務ふ履行と損害賠償の請求、契約の解除についてでした。

動画

権利関係 目次

コメント