【宅建】権利関係2 意志表示について

権利関係 セクション2 意志表示について

※ 意志表示について

意志表示は5種類ある。

意志表示は通知が相手に届いた時点で効力が生じる。ただし、相手側が正当な理由なく通知の到着を妨げた場合、その通知は本来到達するはずだった時に到達したものとして扱う。

意志表示した者が死亡したり意志能力を喪失したり制限行為能力者になった場合でも、意志表示の効力は失われない。

※ 1、詐欺について

詐欺による意思表示は取り消せる。ただし、詐欺師が第三者にモノを引き渡してしまった場合、その第三者が善意無過失だったら対抗わできない。そして、取り引きに関係しない第三者の詐欺によって形成された意志表示は、取り引きの相手がたが善意無過失の場合は取り消せない。悪意有過失なら取り消せる。

豆知識として、詐欺契約の取り消しごに現れた第三者との関係は、先に登記した方が勝つ。

また、無関係の第三者が詐欺して取り引き成立となった場合、取引相手が悪意有過失だったら取り消せる。

※ 2、強迫について

強迫によってされた意志表示は取り消すことができる。ポイントとして、強迫は詐欺と異なり善意の第三者にも対抗できる。

豆知識として、強迫によって行われた契約の取り消しごに現れた第三者との関係は、先に登記した方が勝つ

また、無関係の第三者が強迫して取り引き成立となった場合、いかなる場合も取り消せる。

※ 3、つうぼう虚偽表示について

つうぼう虚偽表示とは、相手とくち裏を合わせて嘘の意志表示をすることである。虚偽表示は当事者かんでは無効となるが、善意である第三者が相手の場合は対抗できない。善意無過失、ではなく、善意、だけでも満たしていれば対抗できなくなる。

余談、つうぼう虚偽表示や、このあと出てくるしんり留保で、複数の人間が関わった場合について。いったん事情を知らない善意の第三者が取り引きに関係したら、それ以降がなんであれ、最初の当事者は無効を対抗できない。

※ 4、しんり留保について

しんり留保とは、取り引きの片方が冗談や嘘を言うことである。しんり留保は原則、有効である。

ただし、取り引きの相手側が悪意であった場合や善意だが有過失だった場合は無効となる。

しんり留保による意思表示の無効は善意の第三者には対抗できない。これは虚偽表示と同じく、善意無過失、ではなく善意だけで対抗できなくなる。

※ 5、錯誤について

錯誤とは、勘違いで意思表示することである。錯誤で取り消せるのは以下の2パターン

  • 1 意志表示に対応する意志を欠く錯誤である場合。
  • 2 表意者が法律行為の基礎とした事情について、その認識が真実に反する錯誤である場合。かっこ動機の錯誤

ただし、表意者に重大な過失があった場合、一部例外を除き取り消すことはできない。

一部例外とは以下の2つ

  • 1 取り引きの相手がたが表意者に錯誤があることを知り、または重大な過失によって知らなかったとき
  • 2 取り引きの相手がたが表意者と同一の錯誤に陥っていたとき

ポイントとして、錯誤の取り消しは善意無過失の第三者には対抗できない。

錯誤契約の取り消しごに現れた第三者との関係は、先に登記した方が勝つ

※※ 5の2、動機の錯誤について

取り消しの対象となりうる錯誤には動機の錯誤というものがある。これは意志と表示は一致しているものの、意志を形成する過程、かっこ動機に錯誤があることをいう。

例えば、いま土地を売れば課税されないと思って、土地を売りますという表示を出して実際に売ったとする。これで実際は課税された場合、錯誤による取り消しは認められない。

認められるには動機となった事情が法律行為の基礎とされていることが表示されていた必要がある。だから、いま売れば課税されないから売る、という販売者の動機が書面やメールで表示されていたのなら取り消せる。

ちなみに、動機の表示は明示でももくじでも良い。もくじの表示とは、モナリザの絵を本物という前提で買うような場合のことをさす。この場合、わざわざ本物だから買います、とは言わない。

 

以上、権利関係 セクション2 意志表示についてでした。

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