自分はその昔、小売業のアルバイトをしていました。
たかがバイトとはいえされどバイト。この5年間は非常に多くのことを学ばせてもらいました。
今回はせっかくなのでそのバイトで学んだことについてまとめておこうと思います。
リーダーに必要なのは100の言葉より1の行動
人を動かすのは言葉ではなく行動
バイト先のリーダー、Iさんは寡黙でのほほんとした雰囲気ですが非常に仕事熱心な人でした。責任者という立場にも関わらず、誰よりも売り場作業を率先して行っていました。当然バイトからの信頼は厚く、誰からも好かれていました。
Iさんはあまりにも仕事熱心なためヘルニアになってしまったのですが、その時は自分を含め多くのバイトがIさんの穴埋めのため自発的に出勤し続けました。
この出来事から、リーダーが率先して手を動かしていると部下も頑張ろうという気になるということを学びました。
将来、自分が誰かの上司になったらIさんのような存在になりたいものです。
一生懸命働いてチームに貢献すると周囲から信頼が得られる
自分にとってそのバイトの仕事は性に合っていたようで、誰よりも一生懸命頑張りました。
Iさんがヘルニアになってしまったときはアルバイトという身分でありがなら自発的に30連勤もしていました。
人出不足がヤバすぎた時はバイト募集のポスターを自作して店内に貼りまくりました。
台風襲来でお店が大変になっていた時は休日なのに勝手に出勤して(タイムカードは切ってないのでOK)勝手に品出しをしていました。
・・・これら行動は今にして思えばアルバイトとしては明らかに常軌を逸したものでした。
でも、自分のこの行動を他のメンバーはきちんと見てくれていたので、気づいたらバイト先で絶大な信頼を得ていました。
信頼が得られるといつしか自分が職場の中心的存在になり、裁量権も与えら自由好き勝手に動けるようになりました。その結果、ストレスも減って生き生きしたバイトライフを送れるようになりました。
時には店長と激しく対立することもありましたが、自分が仕事に一生懸命なことは店長も理解してくれていたので、それが関係が悪化することはありませんでした。
むしろ、仕事に一生懸命で絶大な信頼を得られていたからこそ、店長を真正面から完全否定するような発言も堂々できたのかもしれません。
仕事において社交性は超大事!!!
人間一人が頑張ってもできることには限界があります。そのため職場をきちんと回すには部下の協力が欠かせません。
しかし新人は一人前になるまで時間も教育係の人手もかかるので、アルバイトが大半を占める職場では今いるバイトを辞めさせないことが超大事だと痛感しました。
そして5年間の間に「居続ける人」と「すぐ辞める人」を色々見て、バイトを辞めさせないために最も必要なのは居心地の良い職場環境を提供し続けることという結論に至りました。
では居心地の良い職場とはナニか?
それは突き詰めると一緒に働く同僚や上司との良好な人間関係でした。同僚が仲良ければ多少仕事が辛かったり給与が低くてもアルバイトは居続けます。
しかし仕事や給与に不満がなくとも職場の人間関係が悪いとそれはもう黄色信号。どんどん人が去ってしまいます。
ベテランバイトが去っていくと現場一人ひとりにかかる負担は更に増え、労働環境はますます悪化して悪循環に陥ります。バイトの心を離さないために一緒に居て楽しい上司、同僚になる。そのためには社交性が大事、と。
数年前Googleが「効果的なチームとは何か」を調査した際に、最もパフォーマンスの優れたチームは心理的安全が確保されている、ことを挙げましたがまさにアレです。

心理的安全性の高い職場の重要性を学びました。
信頼されるリーダーの条件
5年間で8人くらいの上司を見てきましたが、その中でも信頼できるリーダーの特徴はこんな感じでした。
- 部下の誰よりも仕事を頑張っている
- 部下想いである
- 親しみやすい容姿、雰囲気
- 人の意見を受け止め否定しない など。
我をグイグイ出す自分はつくづくリーダー気質ではないと思いましたね・・・
5年間のアルバイトで学んだこと 結論
仕事ができる&コミュ力が高い=最強
・・・というありきたりの結論に至ったのでした。チャンチャン♪
仕事ができる・できないは根性の問題なのでどうってことありませんが、コミュ力は一筋縄ではいかないので今後も徐々に鍛えていきたいと思います。
コメント